個人売買でバイクを売るリスク

バイクを個人売買で売るのは避けた方が良いです。 一旦トラブルが起こると収拾がつかなくなったり、相手と連絡が取れなくなる事もあります。

個人売買のリスク

スーパースポーツ

個人売買だと、間に業者が入らない為、高く売れる可能性はあります。

ですが、個人売買でバイク買取業者を通さないで直接バイクの売り買いをするということは、全てのトラブル解決は売り買いをする個人の間で行う事になります。

売買する双方がどちらも自動二輪のプロ整備士ではないので、バイクを観ても外観がキレイか傷や錆が多いか程度でバイクの目利きに関しては素人です。 そのため、バイクを売った後に買った相手からクレーム(苦情)が来ることがよくあります。

売主からすれば売る前は不具合なく乗れていたはずなのに、買った相手から「シャーシに歪みがあって安定して走れない」や「排ガスの色が黒すぎるのでエンジンに不具合がある」などのクレームが来たりします。

そして、バイクの返品と支払った代金の返金を要求されたり、バイク代金がまだ未払いの場合は、代金の支払いを拒否されることもあります。

また、バイクを買った相手の方で名義変更をするという事になっていたのに、いつまで経っても名義変更をしないため、バイクに関する税金の請求がバイクの売主の所にくるというトラブルもよくあります。

こういった、トラブルが起きてしまうのがバイクの個人売買です。 なかには意図的に詐欺を行っているのではと考えられるケースも見受けられます。

実際に起きたトラブル

インターネット上の個人売買掲示板でバイクを9万円で売りに出しました。 幸いなことに掲示板に自分のバイク情報を掲載してから3日ほどで、3回の分割支払いでもOKなら買いますとの連絡がありました。

相手には、写真に撮ったバイク画像と、ブレーキランプのカバーに入っているヒビ、右側カウルに入っている大きな擦り傷など自分が分っている不具合点は全て伝えました。

最初の3万円が自分の銀行口座に振り込まれたので、自分はバイクを着払いで買ってくれた相手に送りました。 すると、後日、相手からバッテリーとエンジンオイル、そしてオイルフィルターとクラッチ板の交換が必要と言う事を指摘されました。

初期不良なので、この交換費用をそちらで持って欲しい言われて、交換費用として3万円を要求されました。

自分は納得がいかなかったのですが、ここで拒否すると残りのバイク代の支払いをしてくれないだろうと思ったので、泣く泣く承諾しました。 結局、相手から支払って貰えたバイク代は計6万円です。

この金額なら、オートバイショップに持って行って売った方が良かったような気がします。 自分的には大損をしたような気分なので、後味の悪い取引となりました。

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