中古バイクは車種、年式、走行距離などで一般的なおおよその相場が決まっています。 この一般的な相場は、「バイクの状態」によってもかなり値段の上下幅があります。
そのため、「バイクの状態」を確認しないと最終的なバイクの買取価格は決まらないことになります。
査定員は、買取を希望した方の「バイクの状態」をチェックして最終的な買取価格の決定を行います。
査定員のチェック内容
フレームやフロントフォーク、リアサスペンションのゆがみ
ひどい転倒や事故を起こしていないかを確認するために行われます。 車体のゆがみは安定走行の妨げとなり、修理にも費用が掛かるため念入りに確認される項目です。 ゆがみがひどい場合は、ハンドルをまっすぐにして走行してもバイクはまっすぐに走らなくなります。
外装のキズや塗装のハゲ、さび
外装の確認になります。転倒や事故によるへこみやキズがないか、また保管状態が悪く車体全体にさびが発生したり、さびによる塗装の浮きがないかなどを確認します。
また、外装だけでなくガソリンタンク内の錆びチェックも行われます。タンク内が錆びているとキャブレター詰まりなどのエンジントラブルを引き起こす原因となるからです。
電装系統
ライトや電気駆動の計器類が正常に動作するかをチェックします。
エンジン
まず、エンジン始動がスームーズかを確認します。 その後、アイドリング状態でシャフトやシリンダー、あるいはバルブから異音がしないかをチェックします。 最後にエンジンをふかして回転数を上げた状態で異音のチェックを行います。
エンジンに何らかのトラブルがある場合、修理に費用が掛かるため入念に調べられます。
ブレーキ
バイクをゆっくりと走らせた状態でブレーキの確認が行われます。 前後のブレーキが均一に掛かるか、ブレーキディスクにゆがみが無いかなどを確認します。
トラブルがある場合は申告
査定の時に大切なのは、査定員との信頼関係です。 事故歴があったり、何らかのトラブルがある場合は最初から査定員に申告をするようにしましょう。
査定額を高くするために、嘘をついてもばれますし、明らかなトラブルがあるにもかかわらず自ら申告をしなかった場合は、査定員のあなたに対する心証はとても悪くなるでしょう。
心証が悪いと信用されないため、査定員は普段より時間を掛けてじっくりと問題点探しを行なう結果となります。